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自己投資のためのPDCAの回し方

本記事では、自己投資のためのPDCAサイクルとは何か、どう回して行くのかを解説しています。

 

 

今回の目次

 

計画(P)

自己投資のPDCAサイクルを回すために最初に行うべきは、計画です。

この段階では、

  1. 自己投資のゴールを設定
  2. 最善の手段を選択
  3. 効果を予想し投資回収の見積もりを行う

の3ステップがあります。

いまから3ステップあると多そうに見えますが、計画段階が最多ステップを踏むため他はグッと楽になります。

 

1. ゴール設定

 

初めに、自己投資によって得たいもの/投資後の自分の理想の姿などを明確化します。

 

理想の姿が「会社で求められる人材になる」「素敵な人と結婚する」といった抽象的なものの場合、ゴール設定にあたっては一度細分化のプロセスを挟んだ方が良いでしょう。

 

細分化とは、具体的にどんなスキル・要素が必要かを把握し、目標を明確にすることです。

 

例えば、「石油王と結婚する」ことが目的なのであれば、そもそも石油王とはどんな人なのかを分析し、

  • 石油王のいる可能性のある場所に行く
  • 好みを分析し、見た目を寄せる
  • 同じ使用言語を勉強する

といったレベルまで細分化します。f:id:rikeiOL:20200404141505p:plain

 

ゴールを細かく設定しないと、「この可愛いワンピースを着たら石油王にプロポーズされるかも」といって高いワンピースを買っても、普通の人であれば実際にプロポーズを受ける可能性は低いですよね。

 

このように目標を抽象→具体に分解する方法は他のサイトでも紹介されていると思いますので、ここでの説明は割愛します。

 

ゴール設定はなるべく具体的に。
そして、せっかくなので楽しく進めていただくのがいいと思います。

 

 

2. 手段選択

 

続いて、手段を選択します。

ステップ1で設定したゴールに対し、なるべく直接的にインパクトを与えられる手段を選びます。

 

例えば「海外の取引先とスムーズにやり取りする」というゴールを設定している場合、普段会社でメールのやり取りしか行わない人がいきなりオンライン英会話を始めても直接的なインパクトはなさそうですよね。

メールでのやり取りをスムーズにするためには、ビジネスメールの読み書きを行うのがよいでしょう。

 

逆に、同じ英語の勉強でも「道を聞かれたときに回答できるようにする」のが目標であれば、リスニングとスピーキングを強化できるオンライン英会話は役に立つはずです。

 

このように、自分のゴール達成に対し最も影響力(=インパクト)のある手段を選択するのが先決です。

 

 

3. 効果予想

 

こうしてゴールと手段を明確にしたあとは、効果を予想します。

ゴールと手段さえ決めれば実行することは可能なのですが、PDCAサイクルをうまく回すには、この『予想』のステップが重要になってきます。

 

前回の記事で自己投資の目的が「利益を得る」ことだと確認しました。

そのためこのステップでは、投じたお金や時間に対して、得られる(見込みの)利益量が十分なのかを検討します。

 

つまり、
投資するお金・時間の価値>得られる見込み利益量
であれば投資すべき

逆に、

投資するお金・時間の価値<得られる見込み利益量
であれば投資すべきではない
ということになります。

同等になった場合どちらを選択するかは、みなさんにお任せしますね。

 

とはいえ利益の見積もりは難しいので、実際にはPDCAサイクルの2巡目以降で用いるのが良いでしょう。

最初は手探りで、意識しておく程度でOKです。

 

実行(D)

続いて、実行です。

ここはもう難しく考えずに、やってみるのみ!

当たり前のようですが、お金をかけたものはきちんと活用し、継続が必要なものは続けて行うことが成功の鍵を握ります。

 

評価(C)

この段階では、計画した自己投資を実行したことによってどのような利益が得られたか、を確認して評価します。

 

利益には、計画していた直接的なインパクトだけでなく、

前回の記事でご紹介したように波及効果や副次的効果も含めてください。

一方、何らかの副作用があった場合は利益から相殺します。

 

結果として総合的に得られた利益をピックアップした後、

投資したお金・時間の価値>得られた総利益量

になったのか、そうでないのか、を検証すれば自己投資の評価が行えます。

 

また、見込み利益が得られなかった場合はその理由も考えましょう。

仮に英語のリスニングを強化しようとして大統領のスピーチを扱った教材を買ったとしても、つまらなくて使わなかったのなら利益は得られないでしょう。

 

改善(A) 

最後に改善のステップです。

必要に応じて計画を練り直します。

先ほどの英語のリスニングの例では、もっと楽しめる洋楽や映画に教材を変えたほうがいいかもしれません。

また、計画自体に無理があったのならゴールの見直しも必要になるでしょう。

そしてまた次の『計画』ステップへ進み、PDCAサイクルを回していくのです。

 

今後の展望

色々とご説明してきましたが、文字だけでは分かりにくいことも多いですよね。

今後は私自身が色々な自己投資に挑戦し、決めたテーマに沿ってPDCAを回すことで実例をお見せする予定です。

まだブログは始めたばかりですが、これからもよろしくお願いいたします。

気になったところなど、色々とコメントいただけると幸いです。