理系OLの自己投資

生きるとは、時間とお金を使うこと。日々、自己投資にトライして学んでいます!

㊙︎展(マル秘展 at 六本木)の概要・感想・考察など

先日、六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで行われている『㊙︎展(マル秘展) めったに見られないデザイナー達の原画』に行ってきました。

展示概要をまとめ一部作品をご紹介しながら、良かった点・悪かった点を思うままに綴ります。

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目次

 

展示概要

題名:㊙︎展 めったに見られないデザイナー達の原画

日程:2019年11月22日〜2020年9月22日(会期延長)

開館:11:00-18:30(入場は18:00まで)

場所:六本木ミッドタウン内(最寄り駅:六本木または乃木坂)

感染症拡大防止のため、インターネットで事前予約が必要

 

展示内容:日本デザインコミッティーメンバーの作品や原画

日本デザインコミッティーは、日本の代表的なデザイナー、建築家、評論家など26名で構成されます。
中でも知名度が高いのは、建築家の隈研吾さん(新国立競技場の設計主担当)でしょうか。

 

所要時間:90-150分

感染症拡大防止のため、90分以内を推奨されています。
ただ、ゆっくり回りたい方ですと足りなく感じるかもしれません。

 

周りの鑑賞者と距離を保とうと多少気をつかうものの、人数制限があるため混雑せず、比較的スムーズに見られました。 

 

 

良かった点

展示内容は全体的に面白く、刺激的でもありました。

私が一番強く読み取ったのは、「デザイナー達の圧倒的な思考量」です。

 

今回の展示の特徴は、完成した作品だけでなく、作る過程で発生したアイデアや試作品、ボツになったものまで見せてくれる点です。

この過程に触れたことで、デザイナー達の思考量に圧倒された、というわけです。

 

と言っても感動は伝わらないと思うので、具体的にどんなものが展示されていたのかを示しながらご説明します。

 

一つの作品が完成するまでのプロセスを分解すると、

  完成に向けたステップ アウトプット
1 日頃からネタをストックする 普段のデッサンやメモ
2 受注してから、オーダーに合わせたアイデアを練る 構想を練るためのデッサンやメモ
3 手を動かしつつ、ベストな形を模索する 試作品
4 形が決まったら、求められる形式に当てはめる 指示書
5 作品が完成する 完成品

など、いくつかのプロセスに分けられると思います。

 

今回、右列の完成までに発生するアウトプットが展示されていました。

全ての作品について全工程を見せてくれるわけではありませんが、作品によっては複数組み合わせて展示してくれるものもあります。

以下で、面白かった例をステップ1〜3それぞれで抜粋してご紹介します。

 

鈴木康広さんのノート

アーティストの鈴木さんは、普段から色々なものを組み合わせてアイデアを練られています。

先ほどの表ではステップ1に該当する「日頃のネタのストック」量がとても多く、彼が描いたメモを集めたノートは何十冊にものぼります。

写真に収め忘れてしまったことが残念ですが、圧巻の量と、見ていて面白いネタの数々でした。

 

隈研吾さんのスケッチ

建築家の隈さんは、高輪ゲートウェイ駅校舎の構想プロセスを展示してくれていました。

おそらく建築家の卵たちにとってはとても貴重なネタです!

 

初期のデッサンがこちらです。

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立派な建物も、こんなに簡単な線から発想されている、というのは面白いですよね。

 

また、下に写っている文字は、隈さんの考えを言語化したメモと思われます。

私は手書きよりもタイピングの方が早いため、メモするときもついパソコンを使ってしまいますが、手書きという身体的行為や、自由な構図を活かして考えを深めているのかもしれませんね。

 

その他にも、屋根の構造を模索するために使ったであろう折り紙がいくつも展示されていました。

こちらも写真を撮り忘れました…

 

ベネッセのロゴを作る松永真さんの画用紙

最後に、グラフィックデザイナーの松永さんが、Benesseのロゴを作成する過程で使った画用紙の切り貼りをご紹介します。

 

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こちらが展示の内容です。

 

この切り貼りは、デザイン構想がある程度固まった後(表ではステップ3)に作られたものだと思います。

松永さんは配置を調整するために、黒い紙を切り抜き、手を使って細かく動かしながらバランスを見たのでしょう。

 

試行錯誤の過程は見えなくても「一流デザイナーもこうやって模索しているんだ」ということが分かり、興味深かったです。

 

 

悪かった点

展示内容に満足した私ですが、反面、展示方式については気になることがありました。

それは「展示台の位置が低い」ことです。

 

私は特に背が高い方ではないのですが、それでも下にある展示を見続けると首や背中が痛くなってきました。

デザインを謳う展示だからこそ、作品を斜めに配置するなどして、誰にでも見やすい工夫をしてもらえたらいいのにと思わずにいられませんでした。

 

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低ければ小学生でも見られるという配慮かもしれませんが、
展示台を図のように変更すれば問題ないのでは?と考えてみました。

 

回転率を上げるためにあえて長時間とるのがきつい体勢になるようにした、予算の都合がつかなかった、といった理由かもしれませんし、他のもっと深い意図があるのかもしれませんが…

 

こんな風に、展示を見終えたあとに色々と考えられるのも醍醐味ですね。

みなさんの考察コメントもお待ちしております!

 

以上、私が六本木ミッドタウンの㊙︎展を見た感想や、考えたことでした。

公式サイトはこちら↓

designcommittee.jp

 

 

最後に

㊙︎展を選んだ理由は、アートを勉強する中で作品が作られる過程に興味を持ったからです。

 

展示対象はアートというよりデザインがメインですが、原画に数多く触れる中で、作品に対するものすごい熱量を感じることができました。

 

展示スペースである建物自体も独特な形をしていて、緑に囲まれている立地も良かったです。

すでに㊙︎展自体は予約でいっぱいかもしれませんが、21_21デザインサイトは行くだけで楽しいので、一見の価値ありです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

自己投資残金

9月の残予算:19,130円
今回購入したもの:㊙︎展 チケット
今回使ったお金:1,200円
残りの予算:17,030円