理系OLの勉強生活

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後輩力を磨く本-「教えられ上手」の仕事力

後輩として上司や先輩とwin-winの関係を築くために役立つ本、
『できるヤツは持っている「教えられ上手」の仕事力』を読みました。

今回は、この本をおすすめする読者と、私が得た学びをまとめます。

 

本記事の目次

 

こんな人におすすめ

この本を読んでほしいのは、

  • 大学1年生やインターン生、若手社会人など、後輩や部下の立場である
  • 上司や先輩から色々と教えてもらいたい
    または、周りの素敵な上司を持つ同期がうらやましいと思ったことがある
  • 自分がやりたい仕事を任せてもらいたい
  • 上司や先輩の良い人脈の中に入れてもらいたい

に当てはまる人です。

 

〜したいと書いていますが、上司や先輩に頼りすぎるのではなく、ゴマをするのでもなく、
自力で「こいつには力を入れて教えてやろう」と思ってもらえる後輩になるための方法を学べる本です。

 

 

本の概要

改めて、今回ご紹介する本はこちらです。

題名 できるヤツは持っている「教えられ上手」の仕事力(リンク先はAmazonです)
作者 中尾ゆうすけさん(技術職、人事を経験し、人材育成をしている方)
出版年 2014年
ページ数 239ページ
価格 1400円+税

 

本書の内容を「専門的か一般的か」×「理解する目的か実践する目的か」の2軸でプロットすると図のようになりました。

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一般的

専門的・学術的な内容ではなく、一般の人向けの本です。

いわゆる「自己啓発本」のカテゴリーに属します。

 

理解と実践の間 

理論だけ書いてあるわけでも、明日から実践できることがたくさん書いてあるわけでもなく、そのちょうど中間くらいの内容です。

 

「権利を主張したければ義務を果たせ」といった仕事への向き合い方、スタンス的な内容がメインで構成されています。

ただし抽象的すぎて役に立たないのではなく、著者の周りの人を描写した具体的な例も載っているので、実践に移しやすい内容になっていると思います。

 

学んだこと

ここでは、私自身が「特に勉強になった」と思う点をお伝えします。

 

本では、教えられる力が高い人は「期待される人材」であるという前提のもと、期待される効果として

  • 上司や先輩にどんどん教えてもらえるようになる
  • 重要な仕事を任せてもらえる
  • 強い人脈の中に入れてもらえる
  • 成長に伴い夢や目標が近づいてくる

を挙げています。

 

本記事では、先輩から教えたいと思われる、すなわち期待される人材になるための心・技・体の鍛え方をそれぞれ1つずつ取り出してご紹介します。

なるべく精神論ではなく、実践に取り入れやすいものを選んだつもりなので、ぜひやってみてください。

 

 

「心」を磨く-頼まれごとには「はい」で答える

期待される人材になるために大切なのは、人に何かを頼まれたときは「はい」「イエス」「わかりました」の三種類で答えることだそうです。

 

もし「頼まれた通り」には実現できなくても、助けを借りたり、期限を変えたりして別の形で期待に応えることが求められます。

 

そのため、まずとにかく「はい」と答えてしまい、それから「どうしたらできるか」を考えるようにするのです。

 

というのも、人に何かを頼まれるのは、期待されているからです。

その期待に応えようと考えることで、実現への意欲を示すことができ、結果的にさらなる期待をかけてもらえます。

 

 

「技」を高める-メモを取る

続いて、周囲からの期待に応えるために、技(スキル)を高める方法を一つご紹介します。

それは、指示を受けたときに一歩先、二歩先を想像し、確認すべきことを全てメモに書き出す習慣をつけることです。

 

例えば、「資料のコピーをとって」と指示を受けた場合、

  • 印刷部数、方法(片面/両面/モノクロ/カラー/綴じ方)などを尋ねる
  • 資料数が多い場合や急ぎの仕事がある場合は納期も確認する
  • 使用意図を想像し「会議室まで運びましょうか?」などと提案する

を行うようにします。

 

これにより、上司からも「この人はできる」と理解され、色々と教えてもらえるようになります。 

 

最初からこのレベルは無理でも、まずはメモを取ることを習慣化する、次に指示を受けたときに少し先を見据えるようにする、などと少しずつ階段を登るのがいいのではないでしょうか。

 

 

「体」現する-インプット以上にアウトプットする 

仕事で評価されるには、インプットとアウトプットを同等にするのではなく、インプット以上のアウトプットを出すことが必要になります。

 

仕事におけるアウトプット>インプットとは、例えば

  • 仕事の依頼を受けた場合は、頼まれた以上の質・量を出す
  • 業務で必要な情報を収集した場合は、付加価値をつける

といったことです。

 

より具体的なケースをご紹介します。

例えば「業界に関わる法改正のメールを社内の人に転送する」という仕事があったとき、付加価値のあるアウトプットを出せる人は、

  • 転送元メールの内容を要約する
  • 法改正により自社にどのような影響があるかを具体的に調べてまとめる

などを行い、転送するメールにこれらの情報を加えて送ります。

 

それにより、周囲から仕事ができる人と認められる、というわけです。

 

言われたことをやるだけでなく、その仕事に付加価値をつける、ということも意識したいですね。

 

 

以上が、本を読んで私が勉強になったことの一部でした。

本はこちらから確認できます↓

できるヤツは持っている「教えられ上手」の仕事力

できるヤツは持っている「教えられ上手」の仕事力

  • 作者:中尾 ゆうすけ
  • 発売日: 2014/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

感想

今回、後輩力を高めようとタイトルに惹かれてこちらの本を読みました。

自己啓発的な側面が強く、納得しつつも「言われてできたら苦労しないのに」と思ってしまう内容も多かったです…

 

本に書いてあることの全てをやろうとしても中々難しいとわかっているので、

私は今回ご紹介した3つに絞って、明日の仕事から実践してみようと思います。

少しでも習慣づけて、知識を活かしたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

自己投資残金

8月の残予算:9,406円
今回購入したもの:「教えられ上手」の仕事力
今回使ったお金:1,540円
残りの予算:7,866円

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筆者は毎月、テーマを決めて月収の1割を自分に投資しブログにまとめています。

人間関係に悩む方は、前回の記事もぜひご覧ください。
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