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Native Campレビュー(vs DMM・SPTR)

本記事の目次

 

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今回は、オンライン英会話サービスである「Native Camp(ネイティブキャンプ)」をDMM英会話とSPTR(スパトレ)と比較しながらレビューします。

 

DMM英会話とSPTRについて詳細は前回の記事にあるので、ぜひ併せてご覧ください。

rikeiol.hatenablog.jp

 

 

筆者は毎月2.1万円(月収の1割)を自己投資しています。
6月のテーマは「英語学習」です。

 

比較① 先生

先生って実はあまり差がつかないんですね…

「DMMとSPTRでは前回僅差でSPTRが勝ちだと思う」と前回お伝えしたのですが、Native Campも2つのサービスと同程度の質でした。

 

あえてランクをつけるならば、
SPTR > Native Camp > DMM
だと思います。(もちろん個人差があります)

 

基本的にしっかりした教材に沿って進めてくれるので、

  • 先生にやる気があるか
  • 教材が自分に合っているか

が主にレッスンの質を決めます。

 

先生のやる気の点ではSPTR = Native Camp > DMMでした。

 

SPTR > Native Campとしたのは、Native Campは先生の経験値に差があるからです。

ある程度経験数が増えると質も安定してくるのですが、経験が少ないと手際があまり良くないことがあります。逆に言うと、経験値の多い先生は教材への順応度が高くさすがだな、と思います。

 

経験数は見えるので、経験数が多い先生だけを選べばNative Campでもあまり問題ないはずです。

 

レビュー制度

5段階評価の星印マーク(3)

生徒が先生についてレビューできる制度は、

  • Native CampとDMM→有り(★5段階+コメント可)
  • SPTR→無し

でした。

SPTRは先生のレベルが安定しており、レビュー制度の必要性は特に感じなかったです。

Native Campはレビューにあまり差はつきませんが、出会った方々はみんな良い先生でした。

DMMはレビューもある程度参考になると思います。

 

 

国籍

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国籍のバラエティでは
Native Camp = DMM >SPTR
でした。

私には「多国籍がいい」というニーズが特になかったので、この観点ではどこでも構いませんでした。

 

 

比較② 教材・コース

教材の質についてはやはり大差なし、ただし、Native Campにあるカランメソッドは他になく、面白かったです。

 

教材の質

正直、学習者目線では明確な質の差は感じません。

 

ただ、自分の考えを話す練習で、トピックに対して「どう思う?」くらいざっくりと意見を訊かれると何を答えていいか分からない私にとっては、具体的な質問に落としてくれたりトピックを示してくれたりする方が好みです。

 

その点、どのサービスもある程度リードしてもらえるので助かりました。(これまで経験した他のサービスでは、もっとざっくりした教材もありました。)

 

総じて、いずれも「良質」と言われる教材のクオリティにはなっていると思います。

英語のリーディングのイラスト

 

コースの種類(カランメソッド含む)

3サービスともバラエティはあります。

  • SPTR→市販教材がメインですが(その分サービス利用料は安い)
  • Native CampとDMM→サービス内に教材が組み込まれています(市販教材を買った方がいい場合もあります)

 

Native Campの特徴は、カランメソッドを扱っているところ。

 

カランメソッドとは、英語で話すための瞬発力を鍛えるトレーニングメソッドです。

先生は生徒に対して話すスピードを落とさず、速めの英語で2回質問し、生徒はそれに対しフルセンテンスで答えるというもの。

 

※カランメソッドにおけるフルセンテンスとは、
例えば Do you like play tennis? という質問に対し、Yes, I do. と答えるのではなく、
Yes, I play tennis. と答えるというものです。

 

詳しくはこちら

englishhub.jp

 

ちなみに私はカランメソッドを始めて1週間が経ち「これまでより自分の頭で考えた英語がスラスラ出てくる」と感じています。

カランメソッドは話すスピードが速いので、合わせて英語を喋っているうちに、速いペースに慣れてきたようです。

 

また、レッスン中は英語の質問に対して日本語に訳して回答する、ということがありません。

余裕がないので、反射的に英語が出てくるようになっています。

「英語で考えている」という意識もなく、考える前に英語を喋っているので効果があるのかどうなのか…

この感覚は初めてなので、とりあえずしばらく続けてみます。

 

比較③ レッスン方法

いずれも見やすく、初めての人でも簡単に操作できます。

デジタルネイティブ世代であれば特に問題ないと思います。

グリーンバックを背景にパソコンを使う人のイラスト(女性)

Native Camp

【予約方法】

Native Campのレッスンの受け方はこれまで複数試したオンライン英会話と異なっていました。

多くのサービスでは事前に予約(30分刻みで選択可能)→予約した時刻になったらレッスン開始という流れなのですが、

Native Campは「今すぐレッスン」という方法がメインで、先生と教材を選ぶ→直後にレッスン開始→開始時点から25分後に終了という流れで進みます。

 

つまり、事前の予約が不要なのです。

むしろ予約をするにはコインが必要で、コインは新規登録時やキャンペーン参加時、課金時に手に入れられます。

 

キャンペーンはインスタグラムへの投稿など、課金では1000円=500コインとなります。

1レッスンの予約は大体100コインで、経験が浅い講師だと0-50コインで予約することもできます。

なお、カランメソッドは「今すぐ予約」が使えず、コインを消費することになるので注意が必要です。

 

コインについて詳細はこちら

nativecamp.net

 

【利用ツール】

ウェブ上でも使えるのですが、私はアプリをダウンロードして使っています。

レッスン開始5分前にアプリから通知もくるので忘れずにアクセスできます。

 

ちょっと面倒なのは、毎回自分からアプリを訪れレッスンページに飛び、注意事項に対する「理解しました」というボタンを数回押さなければいけないこと。

 

なお、レッスン時間はアプリを使っているため会社側で管理でき、きっかり25分で自動的に中断される仕組みとなっています。

 

SPTRとDMM

【予約方法】

どちらも事前の予約が必要です。

とは言え、30分毎のタームでレッスンを受け入れているので、思い立ったタイミングから30分以内には予約→レッスン受講することができます。

 

【利用ツール】

SPTRとDMMはWebブラウザで使用していました。

 

どちらも操作には困らないのですが、SPTRは教材が絞られている分、シンプルで分かりやすかったです。自分の予約状況、過去のトレーニングで先生が書いてくれたフィードバックがすぐに確認できます。

  

ちなみにどちらもレッスンに使う通信手段はSkypeです。

最初にIDの登録が必要ですが、それさえ済ませれば、あとは時間になれば講師から電話がかかってくるので出るだけでOKです。

レッスン時間はどちらも1回25分ですが、実際には23-27分くらいに収まります。

 

 

比較④ サポート

今回はNative Campの日本人サポートを実際に利用してみました。

Native Campでは、1か月に1度まで、無料でサポートを受けられます。2回目以降は都度100コイン必要になります。

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Native Campの日本人サポートを利用して分かったことは、

  • 各教材の違いについて教えてくれる
  • 自分の目標に合わせて今おすすめの教材を教えてくれる

ため「受講するレッスンを受ける上で勉強になった」ことです。

 

Native Campでは毎月レベルテスト(AIが判定)も受けることができ、テスト結果に基づいておすすめの教材を教えてくれます。

とは言え、テストはAIが判定することもあり、正確に判定できているかはサポーターの方にもあやしいようです。(流暢さは重視されるが、文法はどこまで拾えているかわからない、など)

 

そのため、サポーターからのアドバイステスト結果+自己認識から想定されるレベルに合わせて行ってもらいました。

教材の内容を熟知した人から理由と併せてお勧めしてもらえるので、「このレッスンをやればいいんだ」と自分の中で明確にすることができました。

 

SPTRとDMMにもサポートはあります

しかし、私はSPTRとDMMの日本人サポートは利用することなく契約期間を終えてしまいました…。

 

どのサービスにも言えることですが、日本人サポートは担当の数が限られているためか、また労働時間を日本のワーキングタイム中心とするためか、英会話レッスンに比べると予約は取りにくいです。

2-3日(できれば1週間くらい)前に予約しておくのがいいでしょう。

 

 

まとめ

これまでの項目を表にまとめます。

  Native Camp SPTR DMM英会話
先生の質
レビュー制度 あり なし あり
ネイティブorノンネイティブ どちらも選択可 ノンネイティブ 課金で選択可
教材の質
コースの種類
UI ◯ シンプル
日本人サポート あり あり あり
料金(最安プラン) 6480円 2980円 6480円
回数(上記プラン) 無制限 1日1回 1日1回

 

価格

価格はSPTRがずば抜けて安いです。

Native Campは予約なしのレッスンは回数無制限のため、1日に何度も受講する人にとってはお得と言えるでしょう。

 

ちなみにDMMはiKnow!という英単語学習アプリが使えます。

楽しく続けられるのですが、4か月やってみて話せるようになった実感はあまりないので、話すことをメインにオンライン英会話を検討している方には必要ないサービスかもしれません。

 

iKnow!について詳細はこちら

iknow.jp

 

感想

ちなみに私自身はNative Campのカランメソッド+ディスカッションを毎日(計50分)受けるようにしており、今のところ気に入っているので3か月を目安に続けようと思います。

 

英語の学習習慣が身につき、カランメソッドなしの会話だけでいいと思ったら、SPTRに変更するかもしれません。

3年後に海外に行く想定で、それまでNative Campを続けると、単純に見積もって23万円強かかるので…)

 

いずれにせよ、まずは1か月、自分がオンライン英会話を続けられるのかを試す予定です。

 

6月の自己投資残金

6月の残予算:12,442円
今回購入したもの:Native Camp 契約
今回使ったお金:6,480円
残りの予算:5,962円

 

次回はお金の(ほとんど)かからない自習について紹介する予定です。ぜひご覧ください!