理系OLの勉強生活

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【まとめ】若手社会人が英会話を1か月練習して何を得たか

筆者は毎月上限2.1万円(月収の1割)で自己投資しています。
6月のテーマは「英語学習」でした。

 

この記事では1か月かけて英語(特にスピーキング)を勉強したまとめとして、

どのような計画で何を学習したかを整理し、最後に

業務で英語を使わない若手サラリーマンが英語を勉強することは、費用対効果の得られる自己投資なのか、はたまた、ただの自分磨きでしかないのか」

を考えます。

※本文中の自己投資と自分磨きの違いは「投資回収ができるか否か」で区別しています。

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今回の目次

 

計画

初めに、英語学習においてどのような目標と計画を立てていたか振り返ります。

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学習前の英語レベル

実は筆者は「英語がものすごく苦手」というわけではありません。

むしろ学生時代は「英語が得意」なタイプでした。

 

しかし、英語を話す力は、受験勉強で問われる読み書きの能力とは異なります。

大学に入り英語でディスカッションをする機会などを経て、英語に対するコンプレックスを抱くようになりました。

 

結構典型的な「日本式英語教育と実践のギャップに躓いた」ケースだと思います。

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目標設定

上述の通り英語がコンプレックスになってしまった筆者は、日系企業で働く自分には英語に投資しても利益を回収できないだろうと見積もる反面、

「もはやコンプレックスとなっている英語に向き合うこと自体に価値があるのでは?」と考え、(コロナで通勤時間が削減できている)今こそ英語に挑戦してみようと思うに至ったのです!

 

特にコンプレックスに感じているのは4技能のうちスピーキングだったため、スピーキングを中心に取り組むことにしました。

 

明確な目標を立てることでPDCAサイクルが成立するので、
海外でインターンシップをしたいという密かに持っていた願望を大きく膨らませて遠くの目標と仮置き、6月にスピーキングテストで取りたい点数を具体的に決めました。

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CEFR(セファール)とは、外国語をどの程度習得しているかを測る国際的な指標で、A1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階に分けられています。
A1が初心者(学習を始めたばかり)、C2は熟練者(母国語話者と遜色ないレベル)です。

 

Versantはスピーキングテストの1つです。
こちらの記事に詳しくまとめているのでよろしければご覧ください。

  

6月はVersantで43点を取ることを目標としました。

ちなみに43点は基本的な情報を伝えられるレベルで、日本人の平均スコアは38点と言われています。

 

計画策定

英語の学習法を学ぶために、以下の本を参考にしました。リンク先はAmazonです。

  1. 難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
  2. 英語上達完全マップ

 

読書の結果、スピーキングの勉強として

  • オンライン英会話
  • 音読パッケージ

をできるだけ毎日行うことにしました。詳細は下に続きます↓

 

 

実行

続いて今回の自己投資で実践したことを振り返ります。

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6月は

  • 勉強法理解(読書)
  • オンライン英会話
  • 音読パッケージ
  • スピーキングテスト

を行いました。

 

実践内容については別のブログで詳細をまとめています。

  • 英語の勉強法についてはこちら
  • SPTR(スパトレ)のレビューはこちら
  • Native Camp(ネイティブキャンプ)のレビューはこちら
  • 音読パッケージの実践方法や効果はこちら
  • スピーキングテスト(Versant)について詳細はこちら

オンライン英会話についてはSPTRとNative Campを1週間ずつ試し、Native Campを続けることにしました。 

 

音読パッケージでは、こちらのTED “Try Something New for 30 days” を教材に20日ほど音読の練習を行いました。

www.ted.com

 

また、スピーキングテストのスコアは…52点でした!

目標は43点だったので、思ったよりも高い点を取ることができて驚いています。

説明欄には「様々な単語や構文を使い多くの発話に対処できる。ネイティブのようなスピードの会話には時にはついていくことができ、会話にも参加することができる。発音は概ね問題なく理解され、理解ある聞き手であれば精通している話題に関する情報を伝えることができる。」と書いてあります。

 

 

評価

それぞれの効果を振り返り、自己投資を評価します。

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利益

今回の英語学習によって、筆者にどのような変化があったかをまとめます。

英語力の変化は、下のように整理しました。
Beforeがあまり明確ではないので、具体的に状態の変化が見えるわけではありませんが…

 

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話すことへの抵抗軽減し、今まで英語では言えなかった、多少複雑な内容も英語で話そうとする意識を持つことができました。

また自分の能力を客観的な指標に照らして把握できたことで、コンプレックスだった英語のスピーキング能力に少し自信を持つことができました。
 

他の3技能(リーディング、リスニング、ライティング)について今回は特に勉強しなかったので、効果は実感できませんでした

スピーキングに合わせてリスニング力が上がると嬉しかったのですが、それほど簡単ではなさそうですね…

 

ただ、予想していなかった副次的な効果として、始業前に英語を話すことで目が覚め、仕事に向けて気持ちが切り替えられるようになりました。

別の言語を話すことで脳の違う部分を使い、上手くスイッチが入るのかもしれません。

 

コスト

各実行内容に投じたコスト(お金・時間)を振り返ります。

時給を1,500円として時間をお金に換算し、下表にまとめました。

 

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6万9千円分の時間とお金は「多い」のか、それとも「少ない」のか…

上にまとめた利益を踏まえ、総評にて自分なりの意見をお伝えします↓

 

 

総評

今回は自己投資を通して

業務で英語を使わない若手サラリーマンが英語を勉強することは、費用対効果の得られる自己投資なのか、はたまた、ただの自分磨きでしかないのか」

を検証しようとしていました。

 

1か月の挑戦を振り返って筆者なりに回答すると、
業務で英語を使わない若手サラリーマンが英語を勉強することは自分磨きである
となりました。

 

英語学習によって、確かにポジティブな効果は得られました。

  • 英会話自体が楽しかった
  • だんだん話せるようになり、成長を実感できた
  • 苦手なものと向き合ったことで心が軽くなった
  • 勉強することで「頑張っている自分」に対し自己肯定感が高まった

などです。

 

しかし、きっとこれらの要素(楽しい・成長を感じる・心を軽くする・自己肯定感を高める)をもたらしてくれるものは英語学習以外にもあるでしょう。(料理やフラダンスのレッスンも良さそうです)

 

その他の習い事などを検討せず、目的を特に意識することもなく「ただ何となく自己肯定感が高まるから英語を勉強している」という人は、「自己投資」をできていません

単純に「自分磨き」をしているのです。

 

逆に言えば、上述の楽しさや成長実感を目的に、他の手段を検討した上で英語学習が最適だと判断し、英語を学び続けるのであれば、それは「自己投資」と呼んでいいでしょう。

 

また、英語が今の仕事将来的な自分の目標達成(留学や仕事など)に必要なことが明確な人にとっても、英語学習は「自己投資」になります。

この際も勉強法においてコストパフォーマンスが最適のものを選ぶ必要がありますが。

 

筆者にとっては、

  • 業務において英語を使わない
  • 将来英語を使う目標を具体的に描いていない
    冒頭でご説明したイラストはあくまで今回の自己投資のために膨らませたものです
    自分の気持ちに嘘はついていませんが、まだまだ現実味は帯びていません
  • 成長実感や自己肯定感upのための他の手段を検討していない

という理由で、英語学習は「自分磨き」であると結論づけられました。

 

逆に言うと、どれか一つでも前提が覆れば、英語学習は「自己投資」になるでしょう。

オンライン英会話は楽しいため続けたいと思っていましたが、時間とお金がかかることも事実なので、 別の事柄に時間やお金を費やそうと思います。

 

 

 

感想

英語学習は、時間を捻出するのが難しかった一方、外国にいる先生たちと話すこと自体も楽しく、充実した日々を過ごせました。

当面は英語が必要な仕事環境にはならない見込みですが、「海外で働く」という選択肢を具体的に見据えるようになったら、またオンライン英会話に挑戦しようと思います!

 

次回に向けて

7月以降に向けて、6月の自己投資で勉強になったことを書いておきます。

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  • 計画段階(テーマ選び):投資回収できそうなことをテーマに据える
  • 計画段階(目標設定):明確にしておくと実行段階で励みになる(Versantのスコアが明確なのはよかったです)

 

今回はPDCAのP(計画)の部分に2つ、次回に生かしたい示唆が得られました。
本来であれば、D(実行)について改善策を練るべきなのですが、ブログ上では毎回テーマが変わってしまうので、PDCAサイクル全体に対してA(改善)を行います。

 

これを踏まえ、7月はあえて本業に自己投資してみようと思っています。

ぜひご覧ください!

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これまでの自己投資のまとめは下記からご覧いただけます。

4月のテーマ・・・在宅ワークのパフォーマンス向上

rikeiol.hatenablog.jp

 

5月のテーマ・・・食生活改善による生産性向上

rikeiol.hatenablog.jp