理系OLの勉強生活

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音読パッケージ-1か月実践結果

前回の記事はこちら

rikeiol.hatenablog.jp

 

 

筆者は毎月2.1万円(月収の1割)を自己投資しています。
6月のテーマは「英語学習」です。

 

本記事の目次

 

本記事では、英語上達完全マップに載っているトレーニング法、
音読パッケージ1か月やってみて感じた効果や感想をお伝えします。

 

実践方法

概要

詳しいことは公式HPに書いてあるので割愛しますが、ざっくり説明すると、
1つのテキストのリピーティング・音読・リピーティング・シャドーイングを100回繰り返す
というものです。

 

詳しい方法はこちら

英語上達完全マップ●音読パッケージ

 

1日に100回読むわけではなく、30回→20回→15回→10回…と徐々に回数を減らしていきます。また、私は文章を数パートに分けて1パート目を30回読んだら翌日は2パート目、としていました。

 

教材

教材としていたのは、3分強のTEDプレゼン “Try Something New for 30 days” です。

www.ted.com

 

 

教材を選ぶときに必須な条件は正しいスクリプトがあることです。

スクリプトを見て文章の意味を理解し、リピートするため、必ずスクリプトがあるものから選んでください。。

 

それ以外は、ご自身のレベルにあったもの、好きなものでいいと思います。

レベルの目安はスクリプトを見て構文が理解できるかどうか。全部一見で理解できる必要はないですが、あまりにも構造を把握できない文章は避けたほうがいいでしょう。

 

私は「自分が面白いと思えるものの方が続くだろう」と思い、いくつか見た中から選びました。

スティーブ・ジョブズオバマ大統領、リンカーン元大統領など著名人のスピーチも人気ですね。好きな映画のフレーズもいいと思います。

泣きながらテレビを見る人のイラスト(女性・悲劇)

私は映画が好きなのでアカデミー賞の受賞スピーチから選ぼうと思いましたが、拍手の音や感極まって言葉に詰まる場などがあるのでやめておきました。

 

3分ほどのTEDはこちらに集まっています。

【3分間TED】短い時間で楽しめるTED ~人気順~ - NAVER まとめ

 

実践のコツ

本ではリピートのためにカセットテープを使うことを推奨していますが、このご時世カセットテープを日常使いしている人は少ないと思います。

私が実際に行った事前準備をお伝えします。

  1. スクリプトをTEDからwordにコピーアンドペーストする
  2. プレゼンを聞きながら間があくところ、音が切れるところで数段落に分解する
    私は上記の教材を5つのパートに分けました
  3. wordを紙に印刷する
  4. プレゼンを聞きながら音の切れ目、意味の切れ目にスラッシュマーク(/)をつける
    一文ごとに区切る場合が多いですが、長い文のときは途中で区切りました

あとは、プレゼンを区切ったところで一時停止・再生して進めました。

 

なお、同じ文章を30回も読んでいると自分が何回読んだか分からなくなるため、エクセル表を用意して1回読むごとに1マス塗るという使い方もしていました。

f:id:rikeiOL:20200610220159p:plain

写真が実際に使っていたシートです。

 

 

 

1か月後に感じた効果

ここでは、1か月やってみて実感した効果をお伝えします。

 

まず、教材を滑らかに発音できるようになりました。

最初はスピードについていけず言葉がつっかえてしまっていたのですが、100回繰り返した後では、どのパートもお手本と同じ速さで話せます。

 

次に、音が滑ることもなくなりました。

ピアノをやったことがある人はイメージしやすいかもしれないですが、初心者が急ごうとすると鍵盤の一つ一つをきちんと押せず、音が滑って聞こえてしまいます。

初めて発音したときは滑る部分があったのですが、繰り返したことでお手本のスピードでも滑らずに発音できます。

 

そして、リンキング(単語間の音の繋がり)も捉えられるようになりました。

あくまでこのプレゼンに関してではありますが、今では(多分)かなり正確に模倣することができます。

本格的なスピーキングに必須であるリンキングを繰り返し音読することで、少しリンキングを理解できました。

パターンがたくさんあるため、まだまだ初めて聞くプレゼンやスピーチのリンキングを聞き取れるほどではないですが。

 

また、教材内に出てくる表現が染み付きました。

何度も繰り返したことで、フレーズや表現を自分のものにすることができました。自分がプレゼンをするときに、同じフレーズを使ったら、そこは滑らかに言える自信があります。

 

加えて、プレゼンの抑揚やタメを把握することができました。

上手なプレゼンやスピーチの共通点の一つに、抑揚とタメの使い方が上手いことが挙げられます。

私がお手本として使ったプレゼンも意味によって話す速さや高さを変えたり、適切な場所でひと呼吸置いてから話していたので、話していて単調にならず面白かったです。

 

 

1か月挑戦した感想

このトレーニング、後半は回数が減ってくるので楽になるのですが、前半は1日30回となると結構分量があり、全部終わりきらないときもありました。

事前に調整日を用意し、毎日やらないといけない状態を防いだことが上手く機能したと思います。

 

テキストの内容が「30日間新しいことに挑戦しよう」と語っているものだったので、「頑張ろう」と鼓舞されて続けられました。

内容がもっと堅苦しく、リズムも単調なものだったら続かなかったかもしれません。

 

 

まとめ

メリットとデメリット

音読パッケージトレーニングを1か月やってみて感じたメリットとデメリットをまとめます。

 

メリット

  • 教材を模倣できる
    ・滑らかに発音できるようになる
    ・お手本のスピードで話しても音が滑らなくなる
    ・使われているリンキングを身につけられる
  • 教材内の表現・フレーズを体得できる
  • 上手いプレゼンやスピーチの抑揚・タメを使えるようになる

 

デメリット

  • 30回繰り返すときは、ある程度時間がかかる
  • 15回リピートしていると途中で飽きが訪れる
    私は途中で再生速度を0.75倍、1.25倍に切り替えるなどして飽きを防止していました
  • 「自分で言葉を紡ぎ出せる」様にはならない
    正しい発音やリンキングは身につきますが、自分の頭で考えて話す練習にはなりません
    本では、瞬間英作文と並行して進めるのが良いと書いてあります

 

音読パッケージをおすすめする人

メリットとデメリットを踏まえて、このトレーニングに向いている人の特徴を考えてみました。

下記のいずれかに当てはまる人にお勧めします。

  • 好きなプレゼン、スピーチ、映画のフレーズがある
  • 英語の発音(単語ではなく文章単位)をレベルアップしたい
  • プレゼン・スピーチの抑揚やタメを練習したい

 

好きな教材を見つけたら、ぜひやってみてください。

70回ほど繰り返した頃から、自分の成長を実感することができると思います。 

 

6月の自己投資残金

6月の残予算:5,962円
今回購入したもの:なし(英語上達完全マップは計画時に1,540円で買いました)
今回使ったお金:0円
残りの予算:5,962円

すでにspeaking能力をはかるためのテスト・Versant料も払っているので、今月は予算が余りそうです

 

いかがでしたか?

また次回もご覧ください!