webマーケ初心者向き『10年つかえるSEOの基本』まとめ
webマーケティング初心者である筆者がSEOについて勉強するために『10年つかえるSEOの基本』を読みました。
今回はこの本をおすすめする読者と本の内容、筆者が得た学びをまとめます。
本記事の目次
こんな人におすすめ
この本を読んでほしいのは下記に該当する方です。
- SEOを初めて勉強する人
- webマーケティングを初めて勉強する人
- とりあえずweb系の知識を身に付けたい人(転職検討中の人、大学生にもおすすめ)
- 自分のサイトを運営している人(会社、サークルなど)
- ブログを色々な人に見てほしいブロガー
- SEOは学んでいるけれど小手先のテクニックばかりに囚われている人
少しでも当てはまるものがあれば、ぜひ続きの「概要」と「学び」も読んでみてください!
きっと自分にヒットする本だと分かっていただけるはずです。
本の概要
改めて、今回ご紹介する本はこちらです。
題名 | 10年つかえるSEOの基本(リンク先はAmazonです) |
---|---|
作者 | 土居健太郎さん(webコンサルティング事業を手がけるヴォラーレ株式会社の取締役) |
出版年 | 2015年 |
ページ数 | 134ページ |
価格 | 1480円+税 |
本書の内容を「専門的か一般的か」×「理解する目的か実践する目的か」の2軸でプロットすると図のようになりました。
一般的(初心者向き)
初めてSEOを勉強する人におすすめする理由は、
- 本が薄く時間をかけずに読み切れる(手近な本で134ページの薄さを確かめてみてください)
- 紙面に十分な余白があり、フルカラーで読みやすい
- 会話形式で話が進む(転職先でSEOを任せられた初心者「すずちゃん」と、知人でSEOの専門家「土居くん」のかけあいで解説してくれます)
ためです。
ちなみに私は2-3時間で読み終わりました。
ただし、上部「こんな人におすすめ」ではSEOを行なっている人も含めています。
特に「本文中の何%をキーワードにする」といったテクニックに気を取られユーザー目線のコンテンツを提供できていない人を指すのですが、本書を読むとこのような手法は「10年つかえる」ものではなく、SEOの目的から見直す必要があると気づかせてくれると思います。
理解中心&一部実践
ビジネス本には、理解するためのものと実践に移すためのものがあると思うのですが、本書は理解側に重きをおいています。
副題が『すぐに変わってしまうトレンドを追うより変わらない“考え方”をおさえよう』となっているのですが、これが本書のスタンスをよく反映していて、
小手先のテクニックよりもSEOに関連するキーワード(検索エンジン、キーワード、リンクなど)が何なのか、なぜあるのか、といった「考え方」を中心に教えてくれます。
What・Why>How
といった感じです。
ただし、説明のみではなく、実際にマーケティング担当者がwebサイトを作る際にどう進めたら良いか(How)も書いてあります。
- 検索キーワードの見つけ方
- キーワードをサイトに反映させる方法
- コンテンツを作る際に重視すべきポイント
- リンクを集めることの重要性
筆者の学び
ここでは、私自身が「特に勉強になった」と思う点を3つに絞ってお伝えします。
内容についても深く切り込んだつもりなので、SEOの触りを知りたいという方はぜひご覧ください。
私なりの解釈を含んでいるので、本の著者の意図とは異なる場合がございます。
①SEOですること
本を読んで私なりに理解した「SEOですること」は、
検索者の求める情報を提供し、発見してもらいやすくすること
です。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンは、検索者が知りたいことにズバリ答えようと頑張っています。
検索エンジンの仕事は下記のように整理できます。
- インターネット上のコンテンツを集めて整理する
- 検索ワードから、検索者の意図を解釈する
- 検索者の意図に合うコンテンツ報を優先的に結果に表示する
ここで、SEOですべきこと、を改めて整理します。
つまり、
- 検索者にニーズのあるコンテンツを作る
- 作ったコンテンツの良さを検索エンジンに気づいてもらう
ことがSEOの担当者の意義となります。
ここまで整理したところで
「じゃあニーズのあるコンテンツって何?」
「検索エンジンにはどうやったら気づいてもらえるの?」
と思った方は、続きをご覧ください↓
改めて注意書き:本記事の内容は『10年つかえるSEOの基本』の中で、私が勉強になったポイントを選んで、自分なりの言葉で書き直しています。
②コンテンツを考える
ここではコンテンツの考え方をステップにしてお伝えします。
「どのようにニーズのあるコンテンツを探すか」「何に注意して書くべきか」が分かると思います。
コンテンツを考えるステップ↓
- 検索キーワードを知る
- 関連キーワードを知る
- みんなが知りたいことを書く
以下で、詳しく説明していきます。
【1. 検索キーワードを知る】
まず、作ろうとしているコンテンツがどのくらい検索されているかを調べましょう。
Googleが提供する「キーワードプランナー」や、クロスリスティング提供の「キーワードウォッチャー」で、キーワードが実際にどのくらいの量検索されているかを知ることができます。
ここで検索量が少ない場合は、別のキーワードを選んだ方がいいかもしれません。
書きたい内容はある程度決まっているならば「そのうちのどの部分を取り出して伝えるか」を考えることがキーワード選びに繋がります。
【2. 関連キーワードを知る】(注:このパートは私の解釈を含みます)
人気のあるキーワード単体を入力して検索結果の1番上に表示されるのは、これからサイトを作る初心者の方には難しいです。
検索結果の上部には信頼のあるサイトが載ることになっており、信頼は「その分野の第一人者として認められているか」「コンテンツが品質管理されているか」などを含めて評価されます。
そのため、まだ情報を十分に蓄積していないサイトの運営者や初心者ブロガーの方は、人気のキーワード単体だけでなくセットで調べられているキーワードを確認してそれを含めたコンテンツを作るといいと思います。
言うは易く行うは難しで、私もできていませんが…
【3. みんなが知りたいことを書く】
どんなキーワードでコンテンツを作るか決めたら、より具体的に内容を考えていきます。
この際、意識するポイントは「既にあるもの」や「自分が言いたいこと」ではなく、
「みんなが知りたいこと」を書く
ということです。
既に専門家が分かりやすく説明してくれている内容に対し、自分の価値(意見など)を発揮することなく書き換えたところで、誰も見てくれません。
また、自分が言いたいことばかり書いている人は、「2回目に読みたい」と思ってもらえなくなってしまうでしょう。
もちろん「自分が言いたいこと」が主張になっていたり、それ自体にニーズがあったりする人は別ですが(有名人など)
マーケティング観点で販売促進を狙い、読み手が求めていない情報だけを届けてしまう、ということは往々にしてありそうですね。
私も気をつけます。
③発見してもらえるタイトル
最後に「どうやったら検索エンジンに気づいてもらえるか」の核となるタイトルについてコツをお伝えします。(本には他のことも載っています)
コツは、
- 何のページなのかが具体的にわかるようにする
- 内容に合っていて、人気のあるキーワードを入れる
- 文字数の目安は30文字以内
- 重要なキーワードはなるべく前半におく
ことです。
これにより、検索エンジンがキーワードを認識して、検索結果に反映しやすくなります。
また、実際に結果に表示されたあと、検索者もサイトを選びやすいです。
以上が、本の中で私が勉強になったポイント3つでした。
本はこちらから確認できます↓
感想
今回、本業であるwebマーケティングの勉強のために本を読みましたが、
本業よりもむしろブログに活かせそうな理論・実践的な知識を得られました。
本業では得た知識をすぐには活かせないかもしれませんが、ブログは一人でPDCAサイクルを回していることもあり、すぐに実践に活用できる点が強みですね。
まだまだ発展途上なので、今回勉強したことをブログに反映していければと思います。
もちろん、本業のwebマーケティングも頑張ります!
自己投資残金
7月の残予算:27,000円(いつもは2万1千円のところ、6月に余った6千円を追加)
今回購入したもの:「10年つかえるSEOの基本」
今回使ったお金:1,628円
残りの予算:25,372円
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筆者は毎月、テーマを決めて月収の1割を自分に投資しブログにまとめています。
7月のテーマはwebマーケティングです。
前回の記事↓
rikeiol.hatenablog.jpーーーーーーーーーーーーーーー